すきま時間に感動を

映画を観たり神社めぐりがすきです。

ずっと観たかった『新しき世界』これまた素晴らしかったです。

久しぶりに映画の話をします。

 

ずっと気になっていたのに、近所のTSUTAYA

おいてなくて、観れなかったものに

韓国映画の『新しき世界』があります。

 

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それを先日やっと観ることができました。

感想としては、やっぱり凄いな、韓国映画は凄いな

ということです。

 

 

韓国映画はちょっと目を背けたいシーンなどが多く

血もドバーって多量に流れるし『おすすめします』と

声高らかには言えないとこもあるのですが

俳優陣の演技がすばらしく、完成度がとても高いです。

 

 

この『新しき世界』は警官の潜入捜査もので

インファナル・アフェアを彷彿させますが

このインファナル・アフェアわたし、失敗しています。

 

 

なぜかというと、これをモチーフとした『ダブルフェイス』を

さきに観てしまったんです。

やくざものは観たことがなかったので、このダブルフェイスに

ものすごくドキドキさせられ驚きました。

なので、インファナル・アフェアをみたときそれほど

心が動かされなかったんですよね。

 

 

それは『22年目の告白』を観た時も一緒で、

さきにオリジナルの『殺人の告白』を観ていたので

やっぱりストーリー知っていると驚きはないし

とくに『殺人の告白』がこれまた素晴らしい出来だったので

なおさらでした。

 

 

 

そうそう『新しき世界』なんですけど

これよりネタバレです。

 

 

 

 

 

 

観た人のほとんどが言ってるとおりファンジョンミン演じる

チョンチョンが素敵でしたね。最初はなんか軽率でどうかと

思いましたが、一番人情に厚かった。

潜入捜査官だと知っていても態度を変えず

最後までジャソンを想いやった彼は素敵でした。

 

 

囲碁の先生として潜入していた女性警察官が悲しすぎた。

正体がバレたときも冷静で口を割らずかっこよかった。

最後はジャソンによって銃で撃たれましたが

あれはジャソンのせめてもの思いですよね。

あいつらに痛めつけられて殺されるより

一瞬で死んだほうが辛くないという・・・・。

 

 

潜入捜査なんて本当に信じられないんですけど

毎日が生きている心地はしないだろうに

最後の仕事だと思っていた時の裏切られた気持ちは

ダブルフェイスの最後を思い出しました。

もうショックでしたもん、わたし。

あれはやり切れなかったですね。

 

 

『新しき世界』は題名どおり新しい世界を選んだジャソンですが

最後、会長席に座った後ろ姿はなんとも悲しかったです。

 

 

最後の最後に六年前のジャソンとチョンチョンがでてきましたが

あのシーンいる?って最初思いました。

ジャソンの後ろ姿で終わった方がよかったのでは?と。

 

 

でも皆さんの感想を読む中で

劇中とおして唯一のジャソンの笑顔だったとかかれており

たしかに苦悩や怒りや怯えの表情で、笑顔はなかったなと

奥さんに微笑むシーンはあったけど

笑顔はあのシーンだけだったと。

 

 

監督はチョンチョンといたジャソンの笑顔で何を

みんなに伝えたかったんだろうと考えました。

 

 

 

とにかくこれも観て損はない映画です。